
be動詞について
be動詞は英語を学ぶ際、最初に習う文法事項です。
A is B.
(AはBです)
Aの状態や様態を示すのに使います。
「A=B」を示します。
英語の語順は、主語が文頭、その後に動詞、その後に目的語や補語などを置きます。
日本語のように主語を省いたり、語順を変えたりすることが基本的にはできません。
意味は、「主語は~です」「主語は~である」となります。
例文
I am Akira.
(私はあきらです)
「was」の意味と使い方を説明します
「was」は過去形で使われます。
「was」の意味は、「主語は~でした」「主語は~であった」となります。
「was」を使う主語は1人称単数の「I」(私)、3人称単数の「he」(彼)、「she」(彼女)、「it」(それ)です。
固有名詞でも上記に変換できるものであれば「was」を使います。
例えば、「my father」、「Akira」、「this book」などです。
例文1
John was a student 10 years ago.
(10年前にジョンは学生でした)
例文2
Tom was studying English when he was a student.
(学生の時、トムは英語を勉強していました)
主語+be動詞の過去形+動詞のing形は過去進行形です。過去のある時に行っている最中であった動作を表現できるのです。
過去進行形は「when」と一緒によく使われます。
例文3
I was writing a letter to my mother when she called me.
(母からの電話があった時、私はまさに母へ手紙を書いていました)
例文4
The stadium was broken 5 years ago.
(その競技場は5年前に壊されました)
主語+be動詞+過去分詞形は受動態です。
be動詞に「was」が使われているので、例文4は過去形の受動態です。
例文5
That tree was given by Dr. Kobayashi last year.
(あの木は去年に小林先生より贈られました)
「was」を使わない例外的な文法事項
例文1
If I were you, I would buy the red car instead of the blue one.
(もし私があなたなら、青い車の代わりに赤い車を買っているのに)
例文2
If she were 20 years younger, she would challenge to climb up Mt. Fuji.
(もし彼女が20歳若かったら、富士山への登山にチャレンジしていることだろうに)
上記の2つの例文は仮定法過去です。仮定法過去についてはここでは深く触れませんが、本来であれば主語に準じて「was」を使うところを「were」を使います。
したがって、主語1人称単数の「I」、3人称単数の「he」「she」「it」などは仮定法過去に限っては、「was」を使わず「were」を使います。
「was」の発音について
「was」の発音は2つあります。その2つは、弱形と強形です。
弱形は「was」を強調したくない場合に使用し、強形は「was」を強調したい場合に使用します。
弱形「was」の発音
発音記号「wəz」
カタカナで表記すると「ワズ」です。
強形「was」の発音
発音記号「wʌ́z」
カタカナで表記すると「ウォズ」です。
おわりに
「was」の使い方は英語の基本であり重要ですので、「was」の使い方をしっかりとマスターしましょう。