
「なぜなら」は、原因や理由を示すときに使います。
また、「because」は原因や理由を示すときに使われる英語表現です。
しかし、原因や理由を示すときに使う英語表現は「because」以外にたくさんあります。そこで、今回は「because」と対比しながら「because」以外の英語表現について説明します。
because
それでは、まず最初に「because」を含む例文です。
例文1
I had to work overtime because I could not finish my task for the day.
(その日のタスク(仕事)を終えることができなかったので、残業をしなければならなかった)
例文2
John absented from a convivial party because of a busy schedule.
(ジョンは忙しいスケジュールのために懇親会を欠席した)
次に「because」以外の原因や理由を示す英語表現についてです。
as
接続詞の「as」には原因や理由を表す意味があり、「because」から「as」にそのまま言い換えれます。
例文
As he was busy, he didn’t go to the gym.
(彼は忙しかったので、ジムに行きませんでした)
「as」を使ったほうが「because」を使うよりもフォーマルな印象です。また、「as」を理由の意味で使う際は、文頭に「as」を置きます。
接続詞「as」には、類似「~のように」、比例「~につれて」といった意味もあります。
since
接続詞の「since」にも理由を表す意味があります。
例文
Since it is cold today, I am wear heavy clothes.
(今日は寒いので、私は厚着しています)
「since」には「because」よりも明らかであることに対して使われます。聞き手がすでに知っていること、または想像できるような事柄に対して使われます。
so
接続詞の「so」は「そう、だから~」という意味がありますので、同じように「because」と言い換えができますが、「so」に続くのは理由ではなく結果になります。「理由 so 結果」の順番になります。
例文
Tom was in bad health, so he was absent from the athletic festival.
(トムは体調が悪かったので、運動会を欠席しました)
接続詞の「for」
接続詞の「for」も理由を表します。ただし文語的ですので口語ではあまり使われません。
例文
This jacket may have good keeping, for the material is strong.
(素材が丈夫なので、このジャケットは長持ちするかもしれない)
前置詞の「for」
前置詞として「for」を用いる場合も「~のため、~から」といった理由を示すことができます。
例文
Michael had to get up early for a meeting.
(マイケルはミーティングのため早起きしなければいけなかった)
前置詞の「for」は、接続詞「because」とはほぼ同様の意味で示すことができ、「because of」とは言い換えができます。
不定詞の「to」
例文
I go to a gym to train my body.
(私は体を鍛えるためにジムに行きます)
due to
慣用表現の「due to」は、「~ため」「~の結果」という意味です。「because of」との置き替えが可能です。
例文
The baseball game is canceled due to the rain.
(雨のため野球の試合は中止です)
the reason why
「the reason why」の「why」は関係副詞ですので、その後に文が続きます。「Why」以降の文が「the reason」の理由を修飾しています。
例文
The reason why he quit a video game was that he studied for exam.
(彼がテレビゲームを止めた理由は、試験勉強をするためでした)
therefore
副詞の「therefore」は「それゆえに」「したがって」「それによって」という意味です。
例文
My TV broke. Therefore, I bought a new TV.
(テレビが壊れました。そのため、新しいテレビを買いました)
as a result
「as a result」は「結果として~」という意味です。
例文
Paul hurried. As a result, he was just in time for an convention.
(ポールは急いだ。その結果、会議に間に合った)
おわりに
理由(なぜなら)を英語で表すといっても色々な言い方があります。いつも「because」ばかり使ってしまうという方は意識的に「because」以外の表現を使って練習してみると良いと思います。