「There you go.」の意味と使い方を説明します

「There you go.」はネイティブスピーカーがよく使用する表現です。

この表現は、そのまま各単語を繋げるだけでは、意味が分からない方も多いと思います。また、そのまま使うには日本人にとって少々抵抗があったり馴染みがなかったりする表現です。

しかしながら、ネイティブスピーカーは至るところで「There you go.」の表現を使いますので、その意味と使い方を知っておく必要があります。

今回は「There you go.」の意味と使い方を説明します。

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よく使用される「There you go.」の意味

「There you go.」の意味は多くの場合「どうぞ」と言った意味合いで使われます。

この「どうぞ」というのは、例えばショッピングの会計で何かを渡したり、受け取ったりするときに使われます。多くの状況で「There you go.」が使われますので、誰かに何かを渡すときになどには自然と「There you go.」と言えるとスムーズです。

ネガティブな意味もある「There you go.」

「There you go.」の意味は「どうぞ」と言った意味があることをお伝えしました。

しかしながら、実際のネイティブスピーカーの会話では何かの受け渡しを行うとき以外でも、この「There you go.」の表現を使うときがあります。それは相手が自分の予測した事と同じ行動をとったときに使われます。

例えば、クラスの男の子がいつも遅刻してきており、毎回寝坊と言う同じ言い訳をするとしましょう。多くの人はこの男の子が遅刻する場合、また寝坊という言い訳を使うことが容易に想像することができます。実際にこの男の子が寝坊を言い訳に遅刻した場合、皆から使われる表現が「There you go.」です。

この場合は「どうぞ」と言う意味ではなくなり、日本語でいう「やっぱり」「ほらね」「またぁ」という意味になりますので注意しましょう。

では、「どうぞ」と「やっぱり」の意味を見極めるにはどのようにしたらいいのでしょうか。それは状況から想像するしかありません。

「どうぞ」と言った意味合いでの「There you go.」と言うのは物の受け渡しがある場合ですし、イントネーションも若干上がり気味で使われます。

逆に「やっぱり」といった意味合いで使われる場合に関しては、ネガティブな印象を与える表現なので、イントネーションも下がり気味で使われることが多いです。

ポジティブな意味のある「There you go.」

「There you go.」がポジティブな意味で使われる場合「いいぞ」「その調子」と言った意味があります。

例えば、自転車を乗る練習をしている男の子に「その調子」と言う掛け声をかけるとしましょう。そのときに使われるのが「There you go.」です。

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「There you go.」の発音

「There you go.」と言う言葉は、日常的によく使われる表現なので、発音方法も身に付けておくべきです。

「There you go.」の発音で最も日本人が苦手とする単語は「there」です。これは単語の中に日本語にはない「th」と「r」が混じっているからです。

練習するコツとしては「th」と「r」の音を分けて練習することです。

「th」の発音は歯と歯の間に舌を挟み抜くことが大切です。「thank you」など簡単な単語で練習すると効果的です。

「r」に関しては、舌先を口の中のどこにもつけなくすることが大切です。

おわりに

「There you go.」と言う言葉には多くの意味や使い方があり、その使われるシチュエーションとイントネーションによってどのような意味合いが込められているのか変わってきます。

「There you go.」は日常会話でよく使用されるので、スピーキングやリスニング力を上げたい方は徐々にでもよいのでマスターすることをおすすめします。

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