「which」の意味と使い方を説明します

「which」は英会話や英文などでよく出てくる頻出の単語です。なので「which」の意味と使い方を理解しておくことは重要です。

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「which」の意味について説明します

「which」の品詞は疑問詞と関係詞に分かれています。そして、それぞれで代名詞と形容詞があるという構造です。

それぞれの品詞での意味は次のようになります。

疑問詞の代名詞

どちら、どれ、どの人

「Which is longer~」など

疑問詞の形容詞

どちらの、どの

「Which door~」など

関係詞の代名詞(関係代名詞)

~である… ~する…

「~ the book which you have」など

関係詞の形容詞(関係形容詞)

そしてその~、だがその~

「I may be busy tonight, in which case I will not be able to attend the party.」など
(私は今夜忙しいかもしれませんが、その場合パーティーに出席できないでしょう)

疑問詞とは、疑問文で使う品詞のことをいいます。「which」を疑問文で使うときは「無作為の中からどれか?」と聞いているのではなく「ある決まった数のモノや人の中からどれか?」と聞いている状況になります。

関係詞は、本来2つに別れていた文章の中で共通するモノを「which」でつなげ、文章を1つにすることができます。このとき、共通事項は「モノ」が対象となり、「人」は対象とならないので注意しましょう。

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「which」の使い方の具体例

「which」の実際の使い方について説明します。

疑問詞の代名詞

Which is smaller, a golf ball or a tennis ball?
(ゴルフボールとテニスボールはどちらが小さいでしょうか?)

「Which」は「a golf ball」と「a tennis ball」を指しており、代名詞として働いています。

「どちらが」という風に「which」が名詞となっているので、疑問代名詞の例と言えます。

疑問詞の形容詞

Which restaurant does Tom want to go tonight?
(トムは今夜どのレストランに行きたい?)

「どのレストラン」という風に「which」は「restaurant」を修飾しているので、疑問形容詞として働いています。

関係代名詞(制限用法)

Did John go to the cafe which opened last month?
(ジョンは先月開店したカフェに行った?)

「Did Telsche go to the cafe?」という文と「The cafe opened last month.」という文章を一つにした文です。

「the cafe」が先行詞です。この先行詞「the cafe」が「先月開店した」という内容で限定されています。これを関係代名詞の「制限用法」といいます。

関係代名詞(非制限用法)

He went to watch a professional baseball game, which was exciting.
(彼はプロ野球の試合を観に行ったが、その試合は楽しかった)

コンマ(,) + which という形になっているのがわかります。

この場合、制限ではなく前の語を補足する用法となります。これを関係代名詞の「非制限用法」といいます。

関係形容詞(非制限用法)

Paul doesn’t like vegetables, which fact makes me worry.
(ポールは野菜が嫌いで、その事実は私を心配させています)

多くはありませんが、関係詞は形容詞の形でも用います。ただし、関係形容詞は非制限用法として用い、制限用法としては使われません。

おわりに

「which」のいろいろな意味と使い方について説明しました。「which」は頻出の単語なのでしっかりとマスターしましょう。

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