「cause」の意味と使い方を説明します

「cause」の使い方で迷われている方は少なくないと思います。

「cause」のポイントは「意味のとり方」「決まった型があること」「名詞と動詞の両方の使い方があること」の3点です。

慣れてしまえば複雑に思うこともありませんので、これを機会に意味と使い方を一気に覚えてしまいましょう。

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「cause」の意味について

「cause」を名詞として使うとき「原因」などの意味があります。

「cause」を動詞として使うとき「~の原因となる」「~に…させる」などの意味があります。

「cause」を動詞として使うとき分からなくなってしまう人の多くが、「主語と目的語のどちらが原因に当たるのか」で混乱してしまっています。「cause」を使うときは、以下のような語順になります。

A cause B
(AがBの原因になる)
(AがBを引き起こす)

Sugar causes sweetness.
(砂糖が甘さの原因となる)

このとき、Aが主語でBが目的語です。「cause」には目的語が必ず必要です。そのため、「cause」を動詞として使う場合は必ず他動詞になります。

「cause」がこんがらがる方は、このA(主語)とB(目的語)の関係を必ず押さえておきましょう。

「cause」を使う際の文構造

「cause」を使った文章の構造をお話していきたいと思います。

「cause」を使う際の文章構造はほぼ決まっているとお考え下さい。以下が基本構造です。

SVO

主語 + cause + 目的語
(主語は目的語の原因となる)

Snow causes traffic jams.
(雪が渋滞の原因となる)

SVOC

主語 + cause + 目的語 + to do
(主語は目的語がto doする原因になる)

Overeating causes me to fat.
(食べ過ぎは私が太る原因になる)

SVOO

主語 + cause + 目的語1 + 目的語2
(主語が目的語1に目的語2させる原因になる)

He caused me a lot of trouble.
(彼は私に多くのトラブルを引き起こした)

SVOOからSVOへの置き換え

主語 + cause + 目的語2 + for + 目的語1
(主語が目的語1に目的語2させる原因になる)

He caused a lot of trouble for me.
(彼は私に多くのトラブルを引き起こした)

「for」を使用することでSVOOの文章をSVOの文章に置き換えることができます。

「for + 名詞」の部分は副詞と考えることができます。

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「cause」が入った成句

「cause」が入った成句を覚えておけば、より「cause」をマスターできます。重要なのは3つしかないので、意味と使い方を覚えてしまいましょう。

for a good cause(正当な理由があって)

[例文]
I was late for a good cause.
(私は正当な理由があって遅刻しました)

make common cause with ~(~と協力する)

[例文]
John makes common cause with Tom.
(ジョンはトムと協力する)

without cause(理由がなくて)

[例文]
I could not get up in the morning without cause.
(私は理由なく朝に起きれなかった)

「cause」を名詞で使う場合の例文

例文1

The doctor is trying to find out the cause of his ill health.
(医者は彼の体調不良の原因を突き止めようとしている)

例文2

There is no cause for claim.
(苦情を言う理由は何もない)

例文3

He borrowed money for a good cause.
(彼は正当な理由でお金を借りました)

「cause」を動詞で使う場合の例文

例文1

Careless operation causes an accident.
(不注意な作業は事故を招く)

例文2

Cold causes roads to freeze.
(寒さで道路が凍結する)

おわりに

例文などを用いて「cause」の意味と使い方を説明しました。

最初は「cause=原因」のイメージから入り、主語と目的語の関係を捉えていくことから始めましょう。次第に「cause」が使いやすくなっていくはずです。

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