
今や日本語としてもよく使われている「home」という単語は、英語での使い方がいろいろあります。
「home」には4つの品詞があります。それは、名詞、形容詞、副詞、自動詞です。
それでは、例文を用いて各品詞ごとに意味と使い方を説明します。
「home」の名詞としての意味と使い方
例文1
Where is your home?
(お国はどちらですか)
直訳すると「どこがあなたの家ですか」になりますが、「お国はどちらですか」という意味になります。
「home」は代名詞「your」に修飾されているので名詞です。
例文2
His home is very large.
(彼の家はとても大きい)
この「home」は主語として使われて、「his」に修飾されているので名詞です。
例文3
Ken wants to make my home in Seattle.
(ケンはシアトルに住みたい)
訳のなかでは見えませんが、直訳すると「シアトルで私の家庭を作りたい」となり、そこから「シアトルに住みたい」という意味になります。
「make」の後に目的語として「home」が使用され、代名詞「my」に修飾されていることから、名詞といえます。
「home」の形容詞としての意味と使い方
形容詞は名詞のみを修飾します。また、補語として単独でも用いられます。
例文1
A home game of professional baseball will be held tomorrow night.
(プロ野球の本拠地での試合が明日の夜に行われる)
「home」は名詞の「game」修飾をしていることから「home」は形容詞として使われています。
この場合の「home」は「地元の」「本拠地での」という意味です。
例文2
John purchased a home air-conditioner.
(ジョンは家庭用エアコンを購入しました)
この場合の「home」は「家庭用の」という意味です。
「home」の副詞としての意味と使い方
副詞の定義ですが、名詞以外を修飾する単語とイメージするのが良いです。
基本的に名詞を修飾するのは形容詞であり、副詞は動詞・形容詞・副詞、さらには文章全体を修飾します。
例文1
Tom came home at 7 p.m.
(トムは午後7時に家に帰った)
この副詞の「home」は「家に」という意味です。
「home」は「come」の過去形「came」を修飾しており、「家に帰った」という意味になります。
例文1の「come」は自動詞なので「come」の後に目的語は置けません。
例文1は第1文型のSV型です。「home」「at 7 p.m.」は副詞と考えることができます。
副詞の「home」は、自動詞を修飾するとき自動詞の後ろに来ます。
例文2
Is Paul home yet?
(ポールはもう帰ってきていますか?)
この副詞の「home」は「home」がbe動詞の「is」を修飾しており、「家に帰っている状態」という意味になります。
「is」は自動詞なので「is」の後に目的語は置けません。
例文2も第1文型のSV型です。
be動詞は後ろに名詞や形容詞が来る場合はSVC型で、be動詞の後ろに副詞が来る場合はSV型になります。
「home」の自動詞としての意味と使い方
自動詞とは「目的語を必要としない動詞」のことをいいます。すなわち、動詞のみで完結できたり、副詞を伴う動詞が自動詞です。
目的語が必要な動詞は他動詞です。
決して多くはありませんが、「home」は自動詞として使用される場合もあります。
例文
Michael homes at 6 p.m.
(マイケルは午後6時に帰宅します)
自動詞「home」で「戻る」「帰宅する」の意味となります。「at 6 p.m.」は副詞と考えることができます。
おわりに
「home」の意味と使い方を例文を用いて説明しました。
どの品詞で「home」を使うのかまたは使われているのかがポイントです。なので、英文などで「home」の単語を見たときはチェックしましょう。