
「whom」は「who」などと比べて英文の中であまり出てこないので「whom」を使った英文に慣れていない方もいるのではないでしょうか。
今回は「whom」と「with whom」の意味と使い方などを説明します。
「whom」とは何?
【例文1】
My friend whom I saw at the store was walking to a household floor.
(私がお店で見た友達は日用品売り場に歩いていきました)
関係代名詞「whom」が「saw」の目的語の役割で使われています。
例文1を2つの文に分けると例文2ようになります。
【例文2】
I saw my friend at the store.
(私はお店で友達を見ました)
My friend was walking to a household floor.
(友達は日用品売り場に歩いていきました)
例文2の1つ目の文章の場合「my friend」が「saw」の目的語になっています。例文1ではこの目的語を「whom」が代用しているのです。目的語を代用して1文に仕上げるのが「whom」の役目です。
「whom」を使う際には、指定する名詞が人である場合だけ使うことが出きます。物の場合は使えません。ちなみに、物の場合は「which」を使います。
「with whom」の意味と使い方
【例文3】
He is an athlete with whom I play football.
(彼は私とサッカーをするアスリートです)
例文3を2つの文に分けると例文4のようになります。
【例文4】
He is an athlete.
(彼はアスリートです)
I play football with an athlete.
(私はアスリートとサッカーをします)
前置詞の後ろは基本的には名詞がきます。その名詞のことを前置詞の目的語と呼びます。
そのため例文4の2つ目の文章において「with」の目的語は「an athlete」になります。
例文3ではこの目的語を「whom」が代用しているのです。
そして、前置詞の目的語を「whom」で代用する場合にはその前置詞も一緒にくっついて、例文3の場合「with whom」という表現になります。
おわりに
「whom」と「with whom」の意味と使い方などを説明しました。
ポイントは目的語を代用するのが「whom」で、その目的語が人の場合だけ使うことができるということです。