
英語の文法がわからない方は、まず最初に英文法の基本5文型を勉強することをおすすめします。それでは、英文法の基本5文型について説明します。
第1文型「SV」について
この形はS(主語)+V(動詞)の形なので、「SはVする」という英文を作ることができます。
例文1
John smiles.
(ジョンは笑う)
例文2
Bob sings.
(ボブは歌う)
第2文型「SVC」について
S(主語)+V(動詞)+C(補語)のこの形は「S=C」となります。
主語(S)と補語(C)が同じもの(人)なので、「SはCです」という英文を作れます。
例文1
My father is a doctor.
(私の父は医者です)
私の父=医者
例文2
His father is a shop manager.
(彼の父は店長です)
彼の父=店長
例文3
This car is red.
(この車は赤いです)
この車=赤
SとCを見てみると、「S=C」の関係となっています。
副詞に惑わされないように注意しましょう
例えば、この例文「She said sadly.」(彼女は悲しそうに言った)、第何文型かわかるでしょうか?
「SVC」の第2文型ではありません。第2文型の場合「S=C」の形が成り立つという事でしたが、「sadly」は副詞です。副詞は「SVOC」のどの部分にも属することはできません。
ですので、この文は「SV」の第一文型に副詞が付いた形になります。副詞はあくまでも動詞を補足している役割です。
英語の文法がわからない方は、副詞は難しいかもしれません。
しかし、副詞は「SVOC」のどの部分にも属することできないので、読解する上であまり重要でない品詞であるとも言えます。副詞の部分が理解できなくても文章の大筋は理解できることが多いです。
単語の意味を調べるときに品詞もセットで覚えることで、どの単語が副詞であるかだんだん分かるようになってきます。
あと、「前置詞 + 名詞」も副詞句になることが多いので覚えおきましょう。例えば「on the table」は副詞句になることが多いです。
第3文型「SVO」について
第3の文型は主語(S)+動詞(V)+目的語(O)となります。
注意しなければいけないのが、先ほど説明させていただいた第2文型と違って「S=O」の関係にはなりません。
例文1
She likes fruits.
(彼女はフルーツを好みます)
例文2
They bought guitars.
(彼らはギターを買った)
「S=O」の関係になっていないのが分かると思います。
第4文型「SVOO」について
第4の文型は「主語(S)+動詞(V)+目的語(O)+目的語(O)」の形となります。
例文1
Michael gave me a hair brush.
(マイケルは私にヘアブラシを贈った)
例文2
Emma makes me cookies.
(エマは私にクッキーを作る)
1つ目の「O」を「~に」、2つ目の「O」を「~を」の順番で訳すので、間違えないようにしましょう。
第4文型「SVOO」から第3文型「SVO」への書き換え
少し応用になりますが、先ほど説明した「SVOO」の第4文型は「to」や「for」を用いてSVO + to(for) + Oの第3文型に書き換えることができます。
先ほどの第4文型では「~に~を」の順番でしたが、それを「~を~に」の順番で書くことができます。
先ほどの例文を挙げて例を出すと、
第4文型SVOO
Emma makes me cookies.
(エマは私にクッキーを作る)
第3文型SVO
Emma makes cookies for me.
(エマは私にクッキーを作る)
このように言っている内容は変わりませんが、2通りの書き方で表すことができます。
第5文型「SVOC」について
第5の文型は「主語(S)+動詞(V)+目的語(O)+補語(C)」の形となります。
この場合、「目的語(O)=補語(C)」となります。
例文1
Paul makes Lily happy.
(ポールはリリーを幸せにする)
Lily=happy
例文2
I named my dog Pochi.
(私は私の犬をPochiと名づけた)
My dog=Pochi
このように「目的語(O)=補語(C)」の形になっているのが分かります。
おわりに
英語の文法がわからない方は、英文法の基本5文型をしっかりと勉強することで英文法の基礎を固めることができます。